介護ブログ

6【知る・識る:「要介護認定の調査員面談」を知ろう。】 

2017.05.09

「要介護認定」の申請をすると必ず、
「調査員面談」が行なわれます。
要介護認定の「申請者」(大抵は家族)に電話連絡が入り、
日程調整をした上で、「要介護認定の調査員」が訪れます。
「要介護候補者」へのヒヤリング、判断力・記憶力テスト、
身体能力テスト(立ち座り、歩行、平衡感覚、握力など)
を行い。
「申請者」にも、日常の様子や困り事、
不安の有無などをヒヤリングします。

この際にありがちなのは、
初対面の相手に「要介護候補者」が気を張り、
普段よりしっかりしてしまう事。

普段は歩くのも覚束ないのに、頑張って歩いて見せてしまったり。
普段は会話があまり成り立たないのに、
面談の時は意識明瞭になったり。
判断力の低下が軽めで、自意識が有るご高齢者ほど、
普段とは違う「元気な自分」を、調査員に見せがちな様です。

「調査員」は、要介護認定を求める相手が、
どれだけ弱り衰えているのか、どこまで介護が必要な容態なのか、
という事を調べ、確認しに訪れます。
本人(ご高齢者)との面談時間は、およそ10数分。
身体能力テストもごく簡単で、
「調査時に身体がどこまで動くか」が認定の判断材料とされます。

調査員にしてみれば、短い時間の調査で相手の様子を掴み、
判断しないといけない訳ですが。
家族にしてみれば、「介護度」によって
介護サービス利用も変わってくるため、調査員面談時に、
頑張って元気な姿を見せてしまわれるのは困りもの、
という話をチラホラ聞きます。

そうした事への対策として、以下を提案致します。
初対面の相手に気を張り、「一時的な元気」を見せがちな
ご高齢家族を持つ方、介護に対して不安や困り事が有り、
それらを面談時にしっかり伝えたい方に、
有効ではないかと思います。

◇身体不自由や判断力低下が顕著な場合、
「普段の姿」を参考資料として動画撮影しておく。

◇伝えたい状況説明・困り事・不安点などの、
箇条書きメモを作成しておく。

箇条書きメモのコピーを用意し、調査員へコピーを渡しつつ、
面談に臨む。(伝達漏れや、言葉行き違い等の緩和にもなる。)

◇当人(ご高齢家族)が席を外した場所で、
伝えたい内容がある場合は、面談日程調整をする際に、
その旨を調査員へ相談してみる。

【実例】
末期ガンだった母の「調査面談」時、母本人には聴かせたくない
症状説明をしたい旨を事前に申し出、母の調査面談終了後に、
別室で家族ヒヤリングをして頂きました。

要介護認定結果に不服がある場合、
「不服申し立て」や「区分変更の申請」という
手段(次の記事「不服な場合の対応」でご紹介します。)も
ありますが、二度手間となり時間も労力も掛かります。
出来るだけ、一度の手間で完了させたいですよね。
そのためにも、こうした事前対策が必要ではないでしょうか。

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