介護ブログ

19【知る・識る:介護体制の種類 ③。】

2017.06.28

介護体制の種類、その3をご案内します。

 

◆在宅介護するには、難しい容態。

◆急性期治療病院(「治療回復させる」ための病院)での治療が不可。

◆「継続的な医療行為の必要性」を理由に、施設入居も断られた。

この様な場合の対策として、ご紹介します。

 

その3、療養病院(またはホスピス)入院

容態悪化に伴い、在宅介護・急性期治療・施設入居が不可となった際、

「申請 面談 診療情報提供書の提出 入院判定会」

という手順を経て、入院する病院。

 

療養病院は、医療保険適用の【医療型】、介護保険適用の【介護型】があり、

後者【介護型】は今後廃止の方向。

入院期間制限、入院可能条件など、病院によって差異があります。

ホスピスは、医療保険適用。

末期癌患者を受け入れ、最期まで「人らしく」過ごせるよう、

治療ではなく《緩和ケア》を施します。

 

療養病院(医療型・介護型)、ホスピス共に、

【安定期(急性期治療での回復見込みが無くなった容態)】をケアする病院

である事の認識が必要です。

 

《メリット》

療養病院:

治療回復が出来なくなり、在宅や施設での介護も難しくなった重篤患者を、

最期まで看てもらう事が出来る。

(「入院期間制限の有無」を、病院へ要確認。)

 

ホスピス:

末期癌患者を受け入れるため、苦痛の緩和に特化。

痛みを出来る限り和らげ、穏やかな最期を迎えられる様、尽力してくれる。

患者のみならず、遺される立場となる家族のメンタルケアや、

最期の時に向けての事前準備サポートもしてくれる場合がある。

 

《デメリット》

療養病院・ホスピス:

双方共に、入院するまでに時間が掛かる。

先に述べた「申請 面談 診療情報提供書の提出 入院判定会」を経て、

許可が下りてからの入院となるが、申請〜判定結果まで約1ヶ月ほど。

入院許可が下りても、【病床空き待ち】状態であれば、更に待機時間は掛かる。

 

《事前対策案》

療養病院・ホスピス共に、即入院は出来ない事を理解しておく。

◆要介護者に傷病が有り、急性期治療を受けている場合。

介護者は主治医とのコミュニケーションをよく取り、

【安定期(急性期治療での回復見込みが無くなった容態)】に入った場合の

対応方法(急性期治療の終了宣言、退院勧告された後の事)

予め話し合っておく。

要介護者が【安定期】を迎えそうな容態になったら、

主治医から介護者へ早めに告げてもらい、

療養病院(末期癌ならホスピス)への転院手続きに

速やかに協力してもらえるよう、事前相談しておく。

 

今回の《事前対策案》は、末期癌だった母のケア時に痛感し、

猛省した事柄を踏まえながら、書いてみました。

子宮頸癌を発症してから10年ほど、癌闘病していた母。

大抵母一人で、受診や治療に行き。

病状も、主治医の見解も、先々の見通しも、母一人が受け止めそして。

【末期=急性期治療不可】が近付いた事、いよいよ末期を迎えてしまった事も、

家族である私達に、隠していました。

明らかな容態異常を問い詰め、母が癌末期を迎えた事を知ったのをきっかけに、

緊急の「介護者デビュー」を果たしましたが。

主治医の名前と顔は知っていても、《母の介護者》として接した事は皆無。

連携も何もあったものではなく、「先に知って(聞いて)おけばよかった。」と

後悔した事柄は、それこそ山の様に有ります。

 

そうした経験や後悔の数々から、父の肝硬変末期ケアを始めた時、

「主治医との連携と事前対策」に務めました。

一人っ子による「ソロ介護」は尚更、各専門職(医療・介護など)との連携や、

「転ばぬ先の杖」となる事前対策が欠かせないと、痛感しています。

 

⑴ 急性期治療が、不可になった。

⑵ 在宅介護も施設入居も、無理な容態。

⑶ 急性期治療病院の主治医へ相談した上で、
療養病院(末期癌ならホスピス)へ、入院申請相談する。

 

この流れを理解していると、いざという時の動きがスムーズになりますので。

介護の段取りの一つとして、知っておく事をお勧めします。

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