介護ブログ

24【知る・識る:「障害受容の5段階」】

2017.07.08

介護スタートする「要因(傷病)」や「時期」は、人それぞれです。

ゆっくりと老い衰えながら、徐々に身体介護が必要になって行く方。

急病や負傷などにより、突如として身体介護を要する事になった方。

判断力や記憶力が低下し、多岐に渡る手助けが必要となる方。

どんなスタートや容態であれ、身体機能や思考力・判断力が衰え、

「出来ない、わからない」が増え続けて行く日々は、

要介護者(介護される者)にとっても介護者(介護する者)にとっても、

例えようのない不安や恐れに苛まれる事でしょう。

 

「障害受容の5段階」という、考え方があります。

障害を持った方が、自身の障害を受け入れるまでに辿る、

様々な段階や過程を5段階に分けたものです。

何種類かの段階理論がありますが、

日本で広く用いられているものを紹介します。

 

1、ショック期。

傷病の発症直後。

障害を持った事にショックを受け、現実感が伴わず呆然とする時期。

 

2、否認期。

傷病が発症し、容態が落ち着いてきた頃。

診断結果を認めず、誤診と思い込もうとしたり、現実を否定する時期。

 

3、混乱期。

診断結果を含めた、現実を受け入れ始める時期。

まだ完全に納得はできず、自身と他者を比べて怒りや悲しみに駆られたり、

障害が起きた原因を考え悩み込んだりし易い。

 

4、解決への努力期。

怒りや悲しみ等の感情が、和らいでくる時期。

感情に走っても原因を考えても、状態は変わらない事を自覚し、

障がいを受け入れる心の構えが出来て来る。

読書や体験談の傾聴を通して、障害についての知識を得る等、

問題解決への行動がし易くなって行く。

 

5、受容期。

自身の障害を認める事が出来、

《4、解決への努力期》で得た知識等を元に、

生活の見通しや出来る事の目処が立ち始め、前向きな気持ちになって行く時期。

傷病の発症以前や直後とは価値観も変化し、

新しい役割や生きがいを見出し易くなる。

 

《障害者》を対象とした、「受容の5段階」ですが。

望まぬ事態である「介護スタート」に、初めはショックを受けながらも、

認め受け入れるしかないという点では、

《要介護者》《介護者》にも、

該当すると思います。

要介護者介護者、それぞれの立場での「受容の5段階」を、

自分自身の経験も踏まえて、作成してみました。

次の記事で、掲載致します。

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