介護ブログ

母編2《転機を通して思うコト。》

 

これまで経験した大きな転機は、3つ。

価値観から人生観から生き様まで、方向転換せざる得ない状況との遭遇。

 

1つ目は、アレルギー持ちだった10代に、重度の薬疹というカタチで突如訪れ。

2つ目は、心底求めていたコトが、

20代半ばに絶妙なタイミングで、目の前に示され。

3つ目は、「お役目(稼ぎ手と多重介護者の兼任)承継」

という形で、30代後半に訪れた。

 

どの「転機」にも言えるのは、受け入れ向き合うコトの大切さ。

どんなにイラ付こうが、怒りに駆られようが、

ヤケを起こそうが、泣き喚こうが、状況は良くならない。

マイナス感情に囚われ過ぎれば、自分の心身に少なからずの支障をきたす。

 

向き合い取り組んで、失敗したとしても。

その失敗を経験値とし、他の場面で活かせられれば、結果オーライ☆

失敗から学んだ事は自身の財産になるし、他者への思いやりにも繋げられる。

転機や経験を活かすも殺すも、自分の心持ち次第。

 

という実感から、私自身の《座右の銘》になったのは。

「ものは考え様。しんどい時こそ、腹括(くく)れ。」

 

 

 

亡き母を相手に、「介護者デビュー」したのは、30代後半の時。

これが、3つ目の大きな転機となった。

10年程の癌治療(放射線・手術・抗がん剤)で身体をボロボロにし、

凄惨の一言に尽きるターミナル(終末)期を経て、激痛と出血の中で旅立った母。

 

放射線治療の時も、手術後も、抗がん剤投薬中も。

免疫力低下や身体への支障、副作用が顕著にあり、辛そうにしていたのに。

容態が落ち着き元気な姿を見せてくれると、そこで安心してしまっていた。

 

元気なフリをしているんじゃないか、と感じる時があっても、

「お母さんは大丈夫」という根拠無き安心感で、眼や耳を鈍くしていた。

 

今思えば、知りたくなかったのだと思う。現実を。

向き合うのが怖かったのだ、とも思う。

母の癌進行と、治療による弊害に。

 

・現状をよく把握し、知るコト。

・今と先々への対処方法を、識るコト。

・現実と向き合い、しっかり受け止めて、為すべき事柄を模索し続けるコト。

 

病身者や高齢者の家族を担う「介護者」に欠かせない、

これらのコトから目を背け、安穏とし続けた日々は。

10年後、取り返しの付かない事態となり、ドカンと現れた。

 

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