介護ブログ

母編3《無知と無関心、嵐の前兆。》

 

母が発病したのは、50代半ば。

放射線照射  → 転移して手術 → 手術で取りきれずに抗ガン剤投与。

癌の「3大治療」と呼ばれるモノで、腫瘍マーカーが下がるのと引き換えに。

薬害などによる身体負担は増し、弱り衰え、死への道行きを早めていた。

 

そうした事実を、知ろうとしなかった。

現実から眼を逸らし背を向けて、関心を持とうともしなかった。

ようやく向き合った時にはもう、とんでもない状況になっていた。

「無知」と「無関心」が引き起こす、様々なリスクや大きな後悔を。

イヤと言うほど、思い知った。

 

ごめんね、お母さん。

切羽詰まった状況になるまでロクに関心を持たず、

10年もの間 孤軍奮闘させてしまって、本当にごめんなさい。

ターミナル(終末)期から旅立つまでの、介護者デビュー経験。

正面きって向き合うのは、未だしんどい記憶も多々あるけれど。

後悔や反省と共に痛感し、学びとなった諸々経験を、この場で活かさせて頂きます。

 

 

変化は、あった。 少しずつ、確実に。

母本人に真実をひた隠され、私もまた真実を知ろうとせず。

気が付いた時にはもう、防ぎようのない嵐が、目前まで迫っていた。

 

3人娘の、長女だった母。 

婿養子に入った父と結婚し、継いだ家業は。

戦争負傷の後遺症で、身体を壊していた母方祖父が、

家族を養うべく、細々と営んでいた不動産賃貸業。

 

渓流釣り&山歩きが大好き♪という、アウトドアタイプの母。

両親揃って釣り好きだったけど、「母が師匠・父は弟子」という、

ちょっと珍しい師弟関係 (^▽^;)

 

父の休日に、2人で釣りへ行くのが、両親共通のささやかな楽しみ。

箱根湯本駅前を流れる早川は、絶好のポイントらしく。

日帰り温泉にも立ち寄らず、暗くなるまで竿を振っていた、

釣りバカ夫婦だったのだけど。

 

2泊3日の釣り旅行をした際、突如として異常出血した事が。

その後の嵐の、前兆となった。

 

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